第66章 全てはあなたを喜ばせるため 〜信長誕生日sp〜
「..............っ、」
「良い眺めだな。貴様の裸体に良く映える」
私の体の輪郭を襦袢越しに両手でなぞりながら、信長様は感想を漏らした。
「っ、........恥ずかしいです」
視線だけでも犯されている気がして、下半身はズキズキと疼き、信長様のお腹を濡らしていく。
「動くところも見たい。貴様で俺を挿れて動いてみよ」
「っ!.....でも」
様々にある体位の中でも、私はこれが一番恥ずかしいのに.....
「アヤ、もう待てん」
裾から入れられた両手は、早くしろと急かすように、私のお尻をすりすりと撫でて持ち上げた。
「目を逸らすな。俺だけを見ろ」
「っ.........」
息が止まってしまいそうな程に恥ずかしいのに、その目と言葉には逆らえない。
浮かされたお尻の後ろで主張する信長様の熱いモノを躊躇いがちに掴んで、ぐしょぐしょに濡れた自分自身に押し挿れた。
ずぷぷっと、体の重みでソレはいつも以上に遠慮なく私の中を押し広げ入っていく。
「..........んっ」
「........くっ、」
お互いの吐息が漏れる。
(あっ、またイキそう....)
既にいってる体はもう歯止めは効きそうにない。
「どうした?止まらずに最後まで挿れよ」
「.......っ、でもっ」
全部挿れたらすぐいっちゃう。
「ふっ、手の掛かるやつだ」
信長様は笑うと、手を添えていた私のお尻を持ってグッと押し込んだ。
「やっああっん!!」
びりびりと大きな刺激が突抜ける。
「.......っ、締めすぎだ。力を抜け」
「だって信長様が急に.....っや、動かないでっ!」
イキっぱなしなのに動かれたらもう保たない。
「ならば貴様が動け。その寝間着を纏い動く姿を見たいと言ったであろう?」
「っ、...はい」
容赦なく急かされる言葉に頷き、私は自ら腰を振った。
「っあ、............ふぁあっ、」
体を揺らす度、薄紫色の絹の上に咲く大輪の牡丹の花が艶かしく動いた。
「想像以上に美しいな、アヤ」
「っ、そんなにいじめないで下さい」
羞恥と快楽の狭間で、自然と涙が溢れた。
「それが俺の特権だ」
「えっ?」
信長様は体を起こすと、繋がったままの私をぎゅっと抱きしめた。