第63章 妻に望むもの〜信長様誕生日sp〜
「............っ、見ないで下さい」
仕方なく(無理やり)着替えたけど.......
信長様の用意したメイドエプロンは、私の体ギリギリに、見えそうで見えない仕上がりとなっていた。
「これを見ずにどうすると言うのだ」
「あっ、やっ、待って」
グイッと手を引っ張られ、抱きしめられた。
「ひゃ、信長様っ!お願い、まだ心の準備が.....」
まさか乱世に来て、現代でもする予定のなかった裸にエプロンをさせられるとは思ってもおらず.....
しかも、何でご丁寧にメイドエプロン?(胸元はちゃんとハートの形になってるし)そしてシルク?
コットン製よりも透け感があって、しかも隠れているのはギリギリ前部分で、今こうやって抱きしめられていると言う事は、お尻は丸見えなわけで............
「半信半疑であったが、想像以上に唆られるな」
信長様は私の首筋に舌を這わせながら、満足げに私の顕になったおしりをさする。
「やっ、あっ!」
ただでさえ、久しぶりの逢瀬で会った時からずっとうずうずしているのに、そんなことされたら、声なんて我慢できない。
「慌てるなアヤ。後でたっぷり可愛がってやる。まずは、夕餉の支度だ」
信長様はご機嫌に私の体を反転させると、まな板の前に立たせた。
「っ...........」
「見られるのが恥ずかしいなら、くっついていてやる」
信長様は、ぴったりと私の背中に体を寄せ、背後から手を伸ばして、包丁を握る私の手の上に添えた。
「あ、あの、まだ何も材料の準備もしてないのですが......」
台所に入った途端、エプロンに無理やり着替えさせられて、まな板の前に押しやられても、切る材料はまだ廊下に置かれたままだ。
「貴様が、料理ができるようになったと聞いて楽しみにしておった。材料は後だ、包丁をちゃんと握れるのか見せてみよ」
「ほ、包丁くらいちゃんと、あっ...」
「ふっ、どうした、危ないであろう。ちゃんと包丁を握れ」
「ふっ、んんっ、信長様.....あぶな、っあぁ」
私の耳元で意地悪に囁きながら耳を甘噛みし、胸をエプロン越しに弄る信長様。