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恋に落ちて 〜織田信長〜

第58章 合図





〜チャプン〜

と湯船の中。

「何だ、折角洗ってやったのに、もう汗をかいたのか」

私のオデコの汗を拭いながら、信長様は笑った。

「もう、誰のせいだと思ってるんですか」

自分から言い出したとは言え、もう信長様に身体を洗われるのはやめておこう。散々弄られた体が疼いて仕方がない。


「ふっ、貴様を抱いた後でもう一度洗ってやる」

バチャンと水音が聞こえると、

「んっ......」

唇が重なり、さっきよりも硬く反り勃ったモノがゆっくりと私に挿入された。

「っ、.........ぁっ、ん」
疼きが悦びに変わっていく。

体が一つに繋がった余韻に浸るように、信長様の首に抱きついた。

「っ、ケンカをしても、こうやって直ぐ仲直りがしたいんです。んっ、信長様の気持ちも考えず、ひどい事を言ってごめんなさい」


本当は、お身体を洗って差し上げたかったけど、それは出来なかったから、自分からもう一度唇を重ねた。


嬉しい気持ちも、怒れる気持ちも、触れたいと思う気持ちも、信長様だから。

自分の気持ちを口づけで伝えたいなんて思うのは信長様だけ。


だから、少しでも私の大好きな気持ちが伝わりますように。

「...........ん、信長様、大好き、っん」


「ふっ、相変わらず俺を煽るのが上手い。貴様には敵わん」

そう言うと信長様は笑って、沢山の口づけを返してくれた。


「アヤ」
名前を呼ばれ、バチャンともう一度大きな水音が湯殿に響くと、それを合図に抽挿が始まり、沢山の愛を囁かれ、刻まれ、幸せに包まれた。



その後、仲直りをして、外出禁止は無事解除され、仕返しのような行為も無くなった。

けれど、事ある毎に私を怒らせようと信長様は悪戯を仕掛けてきて、その度に湯浴みへと連れ込まれ、体を洗われる日々が続いたのは言うまでもない.........


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