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恋に落ちて 〜織田信長〜

第57章 忍びの旅





「わぁ、息が何時もより白いですね」

はぁーと息を吐くと、たちまちにそれは真っ白になって空気中に消えていった。


「見事な冬景色だな」

私の肩の上に、厚手の羽織りをもう一枚掛けてくれながら、信長様も白い息を吐いた。

「ありがとうございます。信長様は寒くないですか?」

「俺は大丈夫だ。少し歩いた先で、光秀が馬を用意してあるはずだ、行くぞ」

「はい」

手を差し出され、その手を掴んで私たちは一面の雪道を歩きだした。


さて、私たちは今、どこにいるでしょう?



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