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恋に落ちて 〜織田信長〜

第56章 恋の指南



今日から、カルチャースクールが再開される事になった。

以前は、針子部屋と共用していたが、針子作業が本格的になり物も増えた為、部屋を別の場所に一新してのスタートだ。

色々な事件が重なった事もあり、本当に久しぶりの開催だけど、一つ不安な事が.......

それは、今回から光秀さんプロデュースになるという事。


半ば冗談だと思っていた光秀さんの教育係の話は、光秀さんが実際に教えることは無いものの、
光秀さんが信頼する方に講師をお願いして教えてもらう事になった。(よく、秀吉さんも納得したな)


今までは、其々の得意分野を教え合っていた為、厳しく指導される事もなく、和気あいあいと、本当にクラブ活動の様な気持ちで臨んでいたが、何だかだそうは言っていられない気配が.......


気合いを入れて部屋を覗くといつものメンバーが揃っていた。


「アヤ」

一人が私に気がつくと、皆が振り返り私の周りに集まってきてくれた。

「大丈夫だった?」とか、「元気だった?」とか、「おめでとう」とか、色んな言葉が飛び交う程本当に色々な事があり、この講義が長い間中断されていたのだと思った。


「今日の内容どう言うものか聞いてる?」

一人が疑問を口にしたけど、私たちの手元にあるのは、講義が行われる日程表だけ。どんな内容を学ぶのかは誰の元にも届いてはおらず、講師の方がいらっしゃるまでは、みんなで講義の内容や講師の方がどんな方かなどを予測しながら待った。




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