第36章 男のつきあい
「俺以外の男の手を取って勝手に城を飛び出した貴様の罪は重い」
「えぇっ!それはさっき家康の御殿の前で解決したんじゃ」
「刀を収めたのは家康に対してだ、貴様への詮議はこれからだ」
「詮議って、元はと言えば信長様が.......っあ」
帯がシュルリと解かれた。
「客間と言えども密室だ、まず確かめさせよ」
着物が開かれ裸体が晒された。
「っ、やっ、信長様っ」
行燈を近くに寄せて裸体を照らすと、信長様はそのまま触る事もなくじっと眺めた。
「そんなに...みない...で」
目だけで犯されている様な気分になり、子宮がぞわぞわする。
「後ろも見せろ」
「やっ」
手は変わらず頭の上にまとめられたまま、体を反転させられうつ伏せにされた。
暫く見られていると思ったら、
すーっと大きな手のひらが背中を滑った。
「はっ...っん」
既に熱を持っている体はそれだけでもゾクリと痺れを起こさせる。
「どうしたアヤ、感じているのか」
背後から耳元で囁やかれ、耳を噛まれた。
「やっ、ぁん」
チロチロと、信長様の舌が耳の中を動けばそれだけで体が縮こまり、快感が襲う。
「ふっ、良い声で啼く。外は問題ない。後は中だな」
「っ、えっ?」
中って....
尚も背後から耳や首筋に舌を這わせながら、信長様の手は下へと伸びた。
「やめっ、信長様っ.....あぁっ!」
散々熱を与えられた体は簡単にクチュと信長様の指を咥え込んだ。
「知っておるかアヤ、女のここは男の形を覚えるらしいぞ」
射し込んだ指をグチュグチュと信長様は掻き回す。
「あっっ、だめっ」
耳への愛撫も加わり、快楽が襲い来る。
何とかそれから逃げるように脚を閉じたいのに、背後から回された腕に押し開かれていてビクともしない。しかも両手は頭の上に縫い止められたままで、快楽からの逃げ道もなく、そのまま飲み込まれた。