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恋に落ちて 〜織田信長〜
第32章 トラウマ
最悪の日から一夜が明けた。
目覚めると、信長様の腕の中。
どうやら、あの後眠ってしまった私を運んでくれたらしい。
まだ胸はズキズキと痛むけど、大丈夫。
目の前に眠る大好きな人と一緒にいられるだけで、私は幸せ者なんだから。
起き上がって、鏡を覗く。
良かった、こすらなかったからあまり腫れてない
ちょっと白目が赤いけど、寝起きと言えば大丈夫そう。
何とかバレなくて済みそうでほっと胸を撫で下ろした。
やがて信長様も目を覚まして、着替えを済ますと、朝餉に行くために部屋の外に出た。
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