第24章 痕付けの代償
「っ、貴様何をする」
慌てて私の肩を掴んで離す信長様。
吸い付きが足りなくて、あまり痕にはならなそうだけど、僅かに、信長様の首筋に赤い痕がついた。
「ふふっ、仕返しです。私は優しいから、お顔はやめてあげました」
ふんっ、どうだと言わんばかりに私は信長様にドヤ顔を向けた。
「ふっ、面白い。これだから貴様は手離せん」
ニヤリと笑うと、私を絨毯の上に押し倒し、片胸を揉みながら噛みつく様な口づけをした。
「んんっ!」
舌を無理やりねじ込んで私の舌と呼吸を奪う。
すぐに息苦しさが襲ってきて目にじわじわと涙が溜まった。
「んっふ、くる、し.....,ん」
頭を必死で捩って、唇を離す。
「ふんっ、今夜の俺は優しくはないから、貴様を優しくは抱けん。覚悟しろアヤ」
「えっ、うそっ!」
イタズラな笑顔が再び近づいて唇を合わせる。
下に伸ばされた手は当たり前のようにそこに当てると、指を挿れて掻き回した。
「ひっん、あっ」
久し振りに触れられたそこは、あっという間に熱を持ち、卑猥な水音を立てる。
すぐにいってしまいそうなのを堪えるように、信長様の腕を掴んだけど、指を増やされ敏感に膨らんだ蕾を擦られ、あっという間にいかされてしまった。
下半身を痙攣させながら、くたっとしていると、腰を掴まれ信長様の熱が入ってきた。
「はっ、んっ、あっ」
熱くて硬いそれをゆっくりと呑み込んでいると、体を抱き起こされ、向いあわせる様な形で、一気に根元まで呑み込まされた。
「ひあっ、ああっ」
それだけで体を快感が突き抜けた。
「くっ、久し振りだからか。また、狭くなったな」
信長様は眉間を寄せて顔を歪ませる。
「アヤ、貴様で腰を動かしてみろ」
「はぁ、えっ?」
「俺の首に痕をつけたように、今夜は貴様が俺をいかせてみろ」
「っ、」
どうしたら良いのか分からず、思考が止まってしまったけど、
艶のある目と声に操られる様に、私は膝立ちになって少し腰を浮かせ、上下に動かし始めた。