第21章 於市
体が、ヒクヒクと痙攣して涙目になりながら、私は浅い呼吸をする。
体を起こした信長様は、熱くいきり勃つモノを私の愛液に擦り付け、私を見つめながらズズズっとそれを挿入をした。
「やっ、んっあ」
声を耐えながら信長様を受け入れるのは容易ではなく、拒まれると分かっていても、口を手で押さえ、声が漏れるのを止めようとする。
「ふっ、そんなに声を出したくないなら、手伝ってやる」
案の定、手をやんわりと掴まれ、唇で口を塞がれた。
「んっ、ふっ」
下半身をゆっくり動かしながら、信長様は口づける。
「どうだ、アヤ出したくても出せまい」
イタズラな顔が呼吸を欲する私の口を離してはまた塞ぐ。
「んっ、信長様っ...........んんっ、くるしっ、」
「ふっ、手のかかる奴だ」
優しく笑いながら唇を離し、私の唇をペロリと舐めた。
(絶対楽しんでる)
呼吸を整えたいけど、
ゆっくり繰り返される腰の動きが、緩やかな快楽を寄せる。
信長様は体を起こし、私のお尻を持ち上げて、さらに突き上げた。
「ひゃっ、あっ...........っ」
「良い声だなアヤ、耐えるんじゃなかったのか」
意地悪に笑いながら、信長様は追い討ちをかけるように胸の蕾をキュっと摘んだ。
「あっ.....んっ......んっ.....イジ.....ワル..」
もう、本当は声を耐えるなんてどうでも良くなりそうなくらいに蕩けていて、僅かな理性が何とか保ってくれている。
「ふんっ、何が意地悪か分からんが、ついでに教えてやる。先程、市が耳打ちしてくれたが、今夜、この部屋一帯は人払いがされていて、どれだけ音を立てても大丈夫だそうだ」
「えっ、うそっ........あっ」
「安心して、その声を聞かせろアヤ」
体の向きを変えられ、私の腕を掴み信長様は後ろから容赦なく突き上げた。
「やっ、まって......はっ......あん」
僅かな理性を奪われ、体は信長様の刻みに揺らされる。
「はっ、あっ、あっ、だめっ、そんなに動いたら.........」
「くっ、出すぞ、アヤ」
背中から抱きしめられ、信長様の熱が注ぎ込まれた。