第19章 金平糖の罰
「俺の欲しいものは、貴様だけだ。二度と間違えるな」
熱い言葉と、熱い眼差しに射抜かれる。
「はっ....信長様、っはぁ」
余裕が無くて、コクコクと頷くしかできなかったけど、自分の間違った行動と、信長様に心配をかけてしまったことが悔やまれると同時に、貰った言葉の重みに感動して涙が溢れた。
「ごめんなさい。はっ...ん、ごめん、ん、なさい」
「ふんっ、善がったり、泣いたり忙しい奴だ」
動きは止めず、信長様は私の手を取り短刀で素早く縄を切った。
「罰は十分受けたな。アヤ今回はこれで許してやる」
大好きな、イタズラな笑顔の信長様に思いっきり抱きつく。
「ずっと、あっ、こうしたかったんです..あっ」
ずっと、抱きしめたかった。大好きな人。
「アヤ、はっ」
動きとは対照的に優しく呼吸が奪われる。
「んっ、ん、信長様」
規則正しく刻まれる注挿のリズム。
「はっんっ、んっ、」
蕩けそうなほどの快楽が体を包む。
「っ、締めすぎだアヤ」
信長様の、皺の寄った眉間に口づける。
「もっと、信長様を感じさせて下さい」
いっぱいいっぱい抱きしめて、あなたで埋め尽くしてほしい。
「ふっ、本当に貴様は手がかかる」
優しく微笑みながら、信長様は私の腰を掴みぐぐぐっと挿入を深め、動きを早めた。
「はっ、あっ、あっ、んっ」
「っは、もっとその声を聞かせろ」
片足を上げられ、ズンっと質量の増した信長様に奥まで突かれる。
「ひあっ、あぁっダメっ、」
激しい快楽の波が寄せてきて、私はそのまま溺れるように引きずり込まれた。