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恋に落ちて 〜織田信長〜

第13章 二人の距離 後編




「ワームホールが出来る場所は、来た時と同じ本能寺周辺だ。ここからだと一日はかかるから、2日後、君を迎えにくる。準備しておいて」

そう言って、佐助君は天井裏から部屋を出ていった。

「これでいいよね」
信長様との距離はきっと埋まらない。武将と普通の一般人として生きてきた私達は分かり合えない。大好きな、大好きな人。でもさようならをしよう。そう、心に決めた途端、

バシンッと、襖が力強く開いた。


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