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恋する奴等
第8章 わなわな 樋口さん
目を覚ましたら、自分のベッドで寝ていたみたいだ。
(確か樋口さんが帰宅するまでちょっと仮眠·····重い···)
目線を下に向けたら、
「芥川さん····??」
芥川さんがのしかかっていた。
(探す手間省けたけど····)
寝てる芥川さんを起こさないように、ゆっくりと体を動かす。
だけど
がしっ
(··?!抱きつかれてる???)
「僕を置いて何処に行くのだ」
「起きてましたか」
ぎゅっ
「僕の隣から離れるのは許さぬ」
「えー··と」
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