第71章 おやおや シグマくんの話
「あっなら、カジノで使う道具とか拭いて来ますね!」
「···よろしくお願いします(本当に良く働く女性だ)」
主様も何を考えてその方を雇ったんだが···いや、誘われた?
うーん
(異能力もない私からしたら考えが良く分かりません。だけど、悪い人には見えない)
それだけは分かる
私は主様の全てを守る。
それが私の生きてる意味
ーーーーー·····
「君はひとりかい?なら私と共に行きましょう···」
ーーーーー·····
こほん
「あの、小吹さん」
「はい(初めて苗字で呼ばれた)」
「君は、···あー····」
何を言おうとしたんだろ···
だけど私は何故か
貴女の頬に手を添えていた···
「···シグマ、さん?」
「君の瞳は綺麗ですね」
あれれ?