第70章 じゃー 太宰さんの話
ぼー···
(夢に織田作が出てきたな··私の望む人はいるって言っていたけど···結局··)
「起きましたか?」
「なんか天音くんの声が聞こえる···」
まだ夢かな?
声を探すが、あいにく風邪引いて体に力入らない。
ぐらっ···
(···あっ)
ふらついた感覚はするのに痛みがない
やはり···
「熱があるんですから無理に起き上がるのはやめはましょ?太宰さん」
「···えっ、天音くん?!」
私は天音くんの胸に倒れて助かった
(柔らかい···暖かい···///)
「太宰さんを運んだのは国木田さんですよ!私は国木田さんに看病を頼まれました。」
「あっ···そうか···風邪うつるから」
「心配しないでください。国木田さんにそう言われても逃げるなって言われました。(本当は··怖いけど、いつ太宰さんが自殺するか分からないからね)」