第69章 わたしの マフィア太宰さん
(首領を簡単に名前呼びはいけない···だって···)
店の外に沢山の綺麗な女性達がこちらを見てるんだもの!無理に決まってるよ!
くるっ
「よし!マフィアに帰ろう!」
「···はい(外行きづらいな···)」
「·····ちょっと待ってね」
からんからん♪
太宰さんがひとりで外に出る
外にいる女性達の所に行って何か話してる
ーーーツキ
「ん?」
何か痛くなった気がする
~♪
「メールだ···芥川くん?」
『中也さんから聞いた、今日から天音はマフィアに寝泊まる事、僕···半分嬉しい··半分、不安』
ふっ
「芥川くんらしいな···」
私は笑みが零れる。
メールを見て先程の不安は消えた。
それと同時に顔を上げると太宰さんの周りにいた女性達は悲鳴を上げてとぼとぼと歩き出した
(何を話したんだろう)
からんからん♪
「お待たせ!お姫様···」
「?今なんて!」
ーーーー···
ガチャッ
「森さーん!」
「どうしたの太宰くん」
ひょこ
「あの···今日から···その··」
「ゆっくりしてね、あっそしたら紅茶お願いしていはい?」
「あっ··はい!」
パタン