第68章 おまえはわたし 中也さんの話
「·········」
社長さんは黙り
そりゃそうだな
「悪かったな····名前言えなくてな。多分だが異能力ではないぜ」
がたがた
「う···うむ····しかし他の奴等には話したのか?」
「いんにゃ、話したら大変だから話してねーよ。それにクソ太宰がよく天音に擦り寄るあたり吐き気がひでぇよ。なぁ社長さんよ、俺に出来る仕事何かないか?あの国木田?とかすげー俺を見る度に高速でメガネ震えるからよ!」
「国木田····そうだな···今から来る客人の話相手をしてくれぬか?」
「話相手?··異能力使わねーだろ?俺は今「天音」だ、異能は使えないが、拳と足は使えるぜ!」
「普段の天音のイメージを壊さぬように」
「おう!」
(大丈夫か?)
ーーーーー···