第65章 かきかき 澁澤さん
どきどき···
(昼に寝すぎたからか、何か寝れない。でも目をつぶらないと····)
私は先生にバレないように寝たフリをする
(寝れないのか)
「天音、寝れないのか?」
ぎくっ
「ふぇ!」
(図星だな)
「目をつぶり、私の心臓の音を聞いてごらん」
「···、はい」
ぴたっ
(聞こえる····)
規則正しい····音
私はその音を聞いてるうちに眠りに入った
すよすよ···
(やはり幼い顔だ···)
眠る天音を引き寄せると
ふにゅん···
(·····!何か当たる)
柔らかい何かが私に当たる
(悪くないな)