第65章 かきかき 澁澤さん
(背中向けの意味とは無いのかもしれませんね)
ぎゅう~···
すよすよ··
(警戒心が無さすぎなのかはたまた、素なのか···初日から居眠りかましていましたからね。···やはり小さい、柔らかい···幼い)
うとうと···
何か、安心する
ひとりねは慣れているが、こんなに安らかに来る眠気は···
すん···
(いい匂い···)
君だけだ
・・・
パチッ
(···寝ちゃっ····)
すー···
「·····」
「?!」
私いつの間に···!しかも抱きしめられてる。
誰かに添い寝してもらうのお父さん以来だな···
(あたたかい、いや足先冷たくないか?)
すり···
(ちょっとでも暖かくなりますように···)