第63章 おはおはなしなし 鏡花ちゃん·樋口さん
次の日
「天音さん!」
「はい?敦くん」
もじ···
「あの····僕はまだ未熟だし、異能力も不安な時もあるけど····」
「うん」
「天音の事は僕が守る!」
「···ありがと、敦くん!」
また次の日
ひょこ
「あーまーねーくん!」
ぎゅう
「ひゃああ!?··太宰さん?珍しいですね。スーツなんか着て何か大事な話し合いに参加するんですか?」
「私の気持ち」
そう言いながら渡された。
花束
「綺麗···えっこれは?」
「君ぐらいだよ。こんな汚れた私にさえ優しくしてくれて、ちゃんと見てくれて····天音、私は君をずっと大切にするよ」
「····ありがとう··ございます···」