第59章 ぺぺぺ 22歳太宰さん
ピシイィ!
「~~!」
思わず固まる。
「もうしないから、前向いて」
カタカタカタ
「向けません·····足が··」
「ふ〜ん···ならいいや、ばいばい」
すっ···と離され私は一目散に走り出した。
「う〜ん···私の伴侶にしよう!」
ーーーーー·····
ぴろん♪
(あっメール)
パカッと開けたら差出人は中也さん
『あれから太宰に何かされてないか?』
(中也さん···優しいな···そしてされまくりで凹んでます。)
『大丈夫ですよ!心配かけちゃいましたね。』
送信···と
「····織田作さんに中也さんと芥川さんがいるから大丈夫···太宰さんは····怖いから避けよう」
明日は探偵事務所
安心した
みんないるし
ーーー·····
ガチャッ
「首領~~」
「なんだい?··今はただの医者だよ太宰くん」
「私からまだ貴方は首領ですよ·· それでお願いがあるんです」
「なんだい?」
まさか
にぱ
「あのアルバイトを私の伴侶にしてもいい?」
ぴしゃん
「?!···今なんて···」
けろり
「だから私の伴侶···今日1日見ていたけど、気は使える、柔らかいし、甘いし、欲しくなっちゃった☆」
たら〜···
「ちなみに天音くんには話したのかい?」
「森さん···私だよ?···話なんかする訳ないじゃないか、すっごく欲しいんだ。首領は何でも欲しがる。あんな中也に対して笑顔出されると此方(こっち)は苛立つ。だから欲しい」
(太宰くん···それ···)
まさか···だよね···?
「如何したの?森さん」
「いいや、なんでもないよ。」