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恋する奴等

第59章 ぺぺぺ 22歳太宰さん



むに~~··
(いひゃい···)

「私がちょっと言えば女は近づくんだけど君はまるで私から逃げる」

むにむに
(いひゃい)


「ねぇ····私は怖い?」

ぶんぶん
私は必死に逃げられるよう頭を横に振る

(震える猫みたい····)

深い海色

今迄の女とは違う

ぽろ····
(あっ泣いた)

「殺さないから、安心してよ」










ーーー····ちゅ


あっ


(やっぱり違う)
今迄の女と違う
なんだろ

これ


コッコッコッ···

誰かの歩く音


(逃げなきゃ···だけど太宰さん強い··!)


ぎゅううう···

音が近くなる。
そのタイミングを狙ったのか




···くちゅ


太宰さんの舌が入ってきた


(····!)


「んっ······」

逃げなきゃ!だけど逃げられない。

···コッコッコッ



足音は過ぎて行った

そして


はっ···はぁ···
「うん、君と私は相性ピッタリだね···」

「····っ、失礼しました!」

私は急いで部屋を出た


残された人は
くちびるなぞり

「うん、もうちょいしたかったな!」
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