第59章 ぺぺぺ 22歳太宰さん
コッコッコッ
(そういえば今日なんだよね?噂の太宰さんと織田作さんが帰宅する日···)
たらたら
(午前中だけにしてもらうかな?··いやそれをしたら不審がられる。)
ぱん!
「頑張るぞい!」
頬を叩いて
中也さんの部屋に入ろうとする····が
そこには、知らない人がいた
ぎゃいぎゃい
「また俺の部屋で自殺なんかすんな!」
「中也が起きないからだろ~普段なら自分でも起きるのにさ~」
ぎょっ。
「う···うるせー!こっちは疲れてるんだよ!」
がたがた
(あれが噂の太宰さん···首領と同じ服に何故か包帯だらけ···しかも片目にまで包帯)
気づかれないように、私は後を歩く
「そして···」
ぱん!
「っひ··!」
いきなり銃を打ち出した太宰さんに私は尻もちをついた
キイイイ···
「へぇ~~いつの間にか小さな花が育ったんだね。」
「天音··!芥川の部屋に行け!」
「は··!はい!」
言われるがまま、走り出す。
「ちょっと中也~~何で逃がすの~」