第55章 こいの恋 澁澤さん
その夜
「あれ?フェージャどこか行くんですか?」
「ちょっと今から急用が入りましてね。龍彦を頼みますよ。」
「?···分かりました。フェージャも気をつけてくださいね!」
「天音··」
龍彦は天音を····抱く
「澁澤さんお風呂入りますか?」
だいぶ動けるようになったので、
お風呂に案内してみる
「悪いですね。」
「いえいえ、私は隣にいますから出る時言ってくださいね。」
パタン
シャアアアア····
(屋敷にふたり···本当に不思議な女だ···)
傷を治し
私の話を聞いても驚きもせず···
しまいには、「生きて」と言われる始末