第55章 こいの恋 澁澤さん
ガチャッ、
「大丈夫ですか~?」
表情筋死んでる方を見る
そこには
うーん·····
「···う······うぅ」
(うなされてる。与謝野先生の薬効いてきたのかな?痛み止め飲ませたいけど、寝てるし)
私はその方の隣に座り汗を拭う
(汗拭かないと)
···パチッ
「····う······ぁ」
「痛いですか?」
「····天使·····すぅ」
(天使···?夢かな?)
ベッドから出てる手を私は握り
「きーら、きーら、ひーかーる」
子守唄を歌う
そんな時に
ぎゅう、、、
(握り返された。)
「おーそーらーの、ほーしーよ」
痛みが無くなったのか、その方は静かな寝息になる
ほっ
(よかった)
私は再び部屋を出てフェージャの治療の続き