第53章 ハロウィン 1 澁澤さん·フェージャ
龍彦にもそれは伝えてある。
さて太宰くんはそこに気づくか····
ーーーーー······
「すみません!色々と買い出ししてました!澁澤さんはどうですか?」
「寝てますよ。天音?首に何か出来てますよ。」
私が天音の首筋を見ようとしたら
ビクッ
「····!」
「·······」
「すみません!!」
天音が急いで私から逃げる
「天音」
「はい···?」
ぎゅう····
「怖かったですね。大丈夫ですよ」
「···ありがとうフェージャ」
ーーーーー····
ガチャッ
「失礼します(小声)」
私は澁澤さんの部屋に入る
「すー····」
(よかった···傷の方も大丈夫かな?)
私は眠る澁澤さんの頭を撫でる。
(さらさら···)
ポソッ
「龍彦···さん」
パタン
「·······~~!!っもう!!!」
実は起きていた。