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恋する奴等
第5章 ちいさい 芥川さん
ぎゅっ
「太宰さんでも天音は僕のです」
びきっ
「·······?!」
国木田さんのメガネにヒビはいる
「そういう事ですので失礼致します」
ぐいっと腕を取られ私はされるがまま
そして
「一寸、」
太宰さんが呼び止め
「芥川くんが本気出すなら私も愈々(いよいよ)かな?」
初めて見た怖い太宰さんの顔
私は一体どうなる
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