第53章 ハロウィン 1 澁澤さん·フェージャ
「じゃ着替えてきて朝餉食べてくださいね、私は庭の掃き掃除とかしていますから」
ガチャッとドアを開けたら
「ダメです」
「澁澤さん?(いつのまに)」
「ひとりは嫌です」
「···わかりました」
ーーーーー·····
「遅かったですね龍彦」
「お前が何故いるフェージャ」
「いえ?今日が天音のアルバイト日と手帳に書いてありますからね」
「おはようございます。フェージャ」
「おはようございます」
「澁澤さんも早く座ってください。フェージャ、お茶飲みますか?」
「頂きましょ」
わたしが澁澤さんの看病(アルバイト)を始めたきっかけは