第52章 きれた 太宰さん
コポポポ····
(芥川さん私の顔を見ずにクロちゃんに涙拭って貰っちゃった···何かお礼出来ないかな?)
コンコン
「芥川さんお茶入りました」
「入れ」
ガチャッ
「お茶をお持ちしました」
ふわ~~··すり
「クロちゃん···ありがとう」
「僕は、どう接すればいいか分からない」
コトッ
「芥川さんの優しさはよく分かりますよ。」
「天音····太宰さんと別れろ」
「?!」
「僕は本気だ」
「·····ありがと、だけどあの人は「愛」を欲しがる人だから私が離れたらきっと悲しむから···」
「そんな所が天音の優しい所であり僕が好きな天音だ····」
「芥川さん?」
「しばらく···このまま」
芥川さんは私を抱きしめる