第50章 しらないしらない 15歳中也さん
ううむ
(太宰くんと中也くん最初は凄く仲悪かったのは分かるけど···うーん···あっ)
ーーー·····
「ってな訳で天音くん」
「はい」
「太宰くんの伴侶しながらでいいから中也くんにもちょっと気にしてくれないかい?自分からいかなくていい···たまにでいいよ」
「わかりました。それでは失礼します」
パタン
(天音くんの母性本能で中也くんにいい方向に行くといいんだが····)
ーーーーー······
コッコッコッ····
(たまにでいい···中原中也くん·····会わないんだよな···)
コンコン
「失礼します。書類確認出来ましたか?」
ガチャッ···
「太宰さん···?いない?」
確か書類渡した時はいたのに···
(仕方ない。またくる····)
私は後ろを向いたら
「か」
そこには、
ジャキッ····
「本当に鈍い」
銃を構えた太宰さんがいた
「書類終わりましたか?」
怖がってはいけない。
「····何処いっていたの」
「首領に呼ばれていました」
「そ」
銃を下ろし
私はホッとした
それに気づいた太宰さんは私に
ぎゅっ···
抱きついてきた。
15歳のちょっとした感情