第49章 かりたかりた 中也さん

ぶるるる···ｶﾞﾁｬｯ
「はい」

「あっ！福沢殿？あの聞きたい事があるんだが···太宰くんに彼女出来た？えっ彼女じゃない？アルバイトか·····」

「何を考えている」

「ちょっとエリスちゃんの遊び相手に天音くん貸してくれないか？ちゃんとお給料も払うからさ～」

「本人の承諾を得ろ」

「はーい！ってな訳で」

ばたーん！
「天音くんいますか～～！」


『マフィアの首領！？』


ーーーーー······


がたがたがた
(どうしよう···怖いよ···マフィアでも今は友好的だって聞いたけど、)


じろ

じろじろ

(ひいいい···帰りたい！)

「おい！」

「ぴいいい！」

「んなヒヨコみたいに叫ぶなよ！簡単に殺さねーから、」

がたがたがた
「はい(だったら手に持つ拳銃しまってください！)」