第42章 ぎんいろ 銀ちゃん
だいぶ2人は成長してきた。
芥川くんも最初より背も大きくなり
銀ちゃんも女の子らしくなった。
だけど、髪の毛が長すぎて視界が辛そう
ちょいちょい
「銀ちゃん··ちょっといいかな?」
こくり
「·····」
呼ばれても言葉が出てこないのは変わらないな。
ガタン
「ちょっと座って」
私は引き出しからブラシを取り出し銀ちゃんの髪の毛をとかし始める。
「だいぶ学も入って来ましたね。
最初の頃よりだいぶ寝られるようになりましたか?」
「······」
「そうですか···芥川くんの咳は銀ちゃんのせいではありませんよ。」
「······」
キュッ···
「よし!鏡みてごらん」
私は鏡を渡す
そこには髪の毛がポニーテール姿の銀ちゃん
「···!」
「視界がよく見えますか?」
「·····はい」
「それはよかった!その髪縛りはあげますね。」
かたんと片付ける
「天音···さん」
「どうしました?」
初めて名前を呼ばれた。
「色々···教えてくれて···ありがとう、ございます」
「どういたしまして」
「それで···私は····今後····」
「うん」
「貴女を守ります!」
「····うん····うん」
うん??
銀ちゃんの誓いは誰にも譲らない。
❦ℯꫛᎴ❧
※内容が分からぬ |д゚)