• テキストサイズ

恋する奴等

第5章 ちいさい 芥川さん



「今俺を···!!パパ·····!!!!って··」

がばっ!
「芥川くん!!私はなんだい!?私もパパだよね?!」

がしっと抱き上げられた芥川さん

(あわあわ··!大丈夫かな!!)

今にも泣きそうな芥川さん


·····かと思いきや・・・

太宰さんの服を握りしめ
顔を埋めていた


かちん・・・
「······」


太宰さんから何かがハマった音が聞こえた。

「かちん?」

「天音くんだっけ??」

びくっ
「はい··!」

きらきら
「私の妻に成らないか?」

「・・えっ」

きらきら
「最初はね···蛞蝓(なめくじ)をパパと呼ぶ事に殺意が湧いたけど、こうして小さな子供を抱き上げてみたら・・・·なんだかいいかもしれないって」
/ 1167ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp