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恋する奴等

第37章 はるのひ 高校生太宰さん



(女の子··?)

「理由は知りませんが、まだ貴方は学生··今死なれてはご友人や御家族が悲しみます!生きてください!それでは失礼します!」

「······天使?」


その子は足早く消えた。

「····ご友人···ね」



ーーーーー·······


「んだよまた自殺失敗かよ」

「今回はいけたんだけど~何か助けられた。」

「珍しいじゃねーか、普段なら誰もが「さようなら」って返すだろ。誰だよ助けた奴はよ」

「ん~~~···女の子で··」

「あぁ」


「何か···天使だった」

「はぁ?頭大丈夫かよ」

「本当なんだけどな~~··また会えない···」


「此処は2年クラス」

「はい···」


「かな····」


『···あっ』


がたたん!
「天使!」

また会えた


「此奴が天使?」

「一寸、君!」

くるっ
「はい?」

「安吾じゃなーい!あの子!」

「あぁ··この子は1年です··さて行きますよ」

「それだけじゃ分からないよ~~~!」

太宰と安吾先生が騒いでる間に


「お前名前は?」

びくっ
「あっ···小吹天音です···」

「いい名前だな」

「中也ばかりずるい!!!」

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