第33章 かちゃん 15歳太宰さん
ぽす···
「··太宰さん?」
「ちょっとこのまま···いて」
ぐりぐり
(痛いな~~~···まだ幼いな)
「休んだら、海行きたい」
「飛び込みませんか?」
「さぁ~ね〜···」
「わかりました」
幼い太宰さんは私に寄りかかり静かになる
ーーーー·····
ザザ··ァン····
(織田作達と来た海だ··変わらない)
(飛び込まないかな?沈まないかな?···ずっと波を見てる)
よく太宰さんも海に行くけど、やはり今と同じ顔をしている。
何処か遠くを見つめて···
消えちゃいそうで···