第31章 つぼみ 中也くん
もぞ···
「お邪魔します·····」
しーん·····
ベッドに入ったはいいが、
(どうすればいいんだ)
(中也さんが隣に寝てるから思わず、反対向いちゃったけど····これでいいんだよね····)
(せっかく天音がいるのに···このまんま寝ていいのか····クソ!)
俺の天音なんだ!!
ぎしっ···
ぎゅう
「!?··中也さん?!」
「天音······」
思わず後ろから抱きしめたはいいが····顔が見えねー···
「一緒に寝るって言ったが··素直に入ったって事はちゃんと理解してるんだよな···」
「中也さん····?」