第31章 つぼみ 中也くん
「天音」
「はい?」
「風呂から出たら俺の部屋に来いよ」
ドキッ
「ふぇ····」
ーーーー······
かぽーん
(うわうわ····ここから出たら私は中也さんの部屋に行かないといけない····まさか私の寝床用意出来なかったからかな?別にソファの上でも寝れるけど····)
ざばぁ
「よし!寝よう!」
ーーーーー·····
(思わず、天音を誘ったはいいが····部屋なんざァ何個かあるから其所(そこ)に寝かせてもいいんだが····)
ガチャ
「お風呂ありがとうございます。」
「まっこのままでいいかな!」
「ん?」
「何でもねーよ。さて来いよ」