第31章 つぼみ 中也くん
されるがまま連れて来られたのは、
すとっ
「ありがとう···ございます····ってここは」
中也さんの家
(エッ!?何で?)
ガチャ
「ほら入れよ」
「失礼します····」
相変わらず、シンプルな部屋だ
「そこのソファに座ってくれや、珈琲でいいか?」
「あの私いれてきます!中也さん座ってください」
私ばかりが楽しちゃいけない
「頼むわ。」
やはり何かおかしい
ーーーーー·····
シュー····
トッ
(中也さんの珈琲は探偵社で飲むのと違うんだよな。味が···よく見たら、高級だわ)
私は珈琲と角砂糖を添えて、
「お待たせしました!····あれ?」
そこには眠る中也さんの姿があった