第28章 ぱちん 織田作さん
トポポポ···
(成り行きで天音を俺の部屋で寝るよう頼んだのはいいが···なぜこんな事を頼んだんだろうか···)
「伴侶を取られた気分だよ」
「太宰か」
「織田作の願いなら仕方なく伴侶を渡したけどさ!」
「太宰」
「ん?」
「何で俺は天音を部屋に招いたんだ?」
ぴよぴよ
「······えっ?」
織田作····自分で行ったことを分からない····いや
「無自覚なの織田作?」
「無自覚とはなんだ」
「それだよ!だって織田作···私の部屋に来て「今日天音を俺の部屋で寝かせる」って言っただろ」
「ふむ、言った。だけど何故言ったのかは分からない」
「·······まぁ···織田作の好きにしなよ」