第25章 おにに 中也くん
「このままでもいいのかもな!」
その時の中也くんの笑顔は
優しくて
暖かい笑顔だった
ーーーーー······
「龍準備出来たか?」
そわそわ
「はい、中也さん」
「行くか」
あれから俺は天音と時折会いに行く
もちろん
ぎゅう
「中也が天音と同じ大学ってのが腹ただしいし、しかもいつの間に仲良くなってるし~だけど天音は私のだからね!」
「太宰落ち着け」
「今日は鬼族との友好なんですから」
「だけど天音は私の~!」
「太宰さん落ち着きましょ」
「手前もとんでもない妖に懐かれたな。」
「はは・・今日はよろしくね中也くん」