第25章 おにに 中也くん
それから私達はいつもと同じように会話をする
「まさか中也くんが鬼族の長だったなんて···いきなり驚かすからびっくりしたよ」
「あれは仕方ねーだろ!お前だと思わなかったし」
「ふふっ··よかった···中也くんがいて··」
私は安心したのか涙が出た
ぎょっ
「何泣いてるんだよ!」
「だって~··周りは妖だらけだし···友達がいなくなって寂しくて···不安だったんだから!」
「天音···俺がずっと友達だ!それにお前と同じ元人間の龍もいる。」
「ありがとう··中也くん」
「本当はさ···俺の正体バレたくなくて記憶を消そうとしたんだが···」