第23章 りんご 澁澤さん·フェージャ
「今日は久しぶりに一緒に寝ませんか?」
「まさか··ぐちゃぐちゃにするの?」
「いいえ··久しぶりに天音に甘えたくなりましたからね(本当は··違うけど)」
でも
ちょっとした冒険も天音にはいいのかもしれない。
「おやすみなさい」
「はい、おやすみ」
小さい時よくこうしたな。
屋敷に3人
広くて泣いていた娘
今ではこんなに大きくなって···
ーーーーーー········
「おはようございます。」
「天音!!大丈夫だったか!」
「ご心配おかけしました。中也さん」
「天音··」
「芥川さん!おはようございます」
私はあれから、小人さん達の屋敷のお手伝いさんをするようになった
お母さんと鏡さんに話をしたら
「天音の初めてのご友人ですからね。だけど私は鏡···小人さん達の鏡にも行けますから、安心してください」
「お母さんも行きたいけど、我慢しますよ。気をつけて」