第23章 りんご 澁澤さん·フェージャ
「楽しそうな顔をしていますよ」
むすぅ···
「むうう··」
その日は、久しぶりに3人揃った
珍しくぐちゃぐちゃにされる事はなく
自分1人でいる
(みんなちゃんと帰れたかな?)
「白雪姫」
鏡さんだ
「はい」
部屋に招き入れる。
「屋敷を出てちょっとした冒険どうでしたか?」
「怖かった···だけどみんな色々教えてくれた···だけどやっぱりお母さんとフェージャに会えなくて寂しかった」
ぐいっ
「その言葉を大切にしてください···おかえり天音」
鏡さんに抱きしめられ頭を撫でられる。
どこかで懐かしい感じになる