第21章 ららら 黒の時代芥川くん
コッコッコッ···
(咖哩美味しかったな··織田作さんに出して貰ったの悪いから、何か焼き菓子でも作る···)
ぐいっ
「か!?」
後ろから何かに掴まれた。
「誰?」
後ろを向けば
芥川くんの異能力「羅生門」通称クロちゃんが甘噛みしてきた。
かぷかぷ
「くすぐったいよ~クロちゃん、もしかして芥川くん咳?」
急いで水を用意して部屋に向かう。
ガチャッ!
「大丈夫ですか!芥川くん」
「なにしに来た」
「芥川くんが呼んだんでしょ?」
一応、額に手を当て
咳が出てないか確認をする。
うん、良かった咳は出てない。
「咳は出てないけど、自分で呼べない時にクロちゃんを使う練習したんですね?」