第21章 ららら 黒の時代芥川くん
(多分今天音の頭ん中で太宰をふにゃふにゃパンと見てるな)
「咖哩は俺が出してやる。食べろ」
「えっ!そんな!」
ーーーー·····
コッコッコッ
(お昼どうしよう··彼奴に何か作らせるかな···ん?咖哩屋··織田作でも誘う···)
硝子に写る店の中で織田作と彼奴が楽しげに話してるのを見て
ずごごご····
(ちょっとなんなの)
ーーーー····
ピン
「天音···窓見てみろ」
「はい?···太宰さん?!」
鬼の形相で私達を見下ろす太宰さんがいた
ーーーーー·····
コトッ
「どうぞ」
「ありがとう··で何で織田作はこんな奴と食べてるんだよ」
「いや偶には話でも聞いてみたくてな(苦しそう)」
ぎううぅ···
(く···苦しい)
「一寸は我慢しなよ」
「咖哩冷めるぞ」
あん
「食べさせて」
「えぇ!?」
(子供だな)