第16章 からから 敦くん
楽しい時間はゆっくりと過ぎていく。
僕は今日1日天音さんと一緒にいて分かった事は
「うわぁ··ヨコハマの景色きれい」
「本当だ!」
「だけど敦くんの最後の遊園地が観覧車がいいって··」
「ずっと乗ってみたかったんです。」
「私も観覧車はメリーゴーランドの次に好きなんです。ゆっくり··ゆっくり流れる時間」
観覧車の中で2人はたわいのない会話をした
「天音さんは僕を神様って言ってくれた時凄く嬉しかったです」
「敦くん」
「僕は孤児院でいつも躾されて神様なんかいないって決めていた時に・・太宰さんに救われました。」
「·····」