第15章 やわやわ 黒の芥川くん
「手掴んだね。理由は?」
「分かりません」
「これだけは当てたく無かったけど···君は」
ーーーーーー·······
「芥川くん···ちょっと外出ませんか?」
「何故だ」
「どうしても見てもらいたいんです」
「また太宰さんに言われる」
「安心してください太宰さんは今日から首領と出掛けたからしばらくはいませんよ」
ーーーーーー·····
「うわぁ··綺麗」
女に連れられて来たのは、屋敷の外
「ただの空ではないか」
「空をよーく見ましょうこれも勉強ですよ」
「·····」
渋々空を見上げたら、
そこには眩しいぐらいの星が見えた