第14章 きつねきつね 妖狐太宰さん
小さなキツネさんが私と同じ人間に化けた。
それだけでも現実味がない
(だけど···かっこよかったな)
はっ!私ったら····
「天音」
「はい!!··って中也くん···」
「んだよボーッとしてるぞ」
「あ〜···ごめんね」
「お前が元気ないのは不思議と怖いからな!」
わしわし
「ちょっと~~」
――――――·······
「太宰さーん」
帰るから呼びに屋上来たけど本人がいない
(まさか!勝手に室内散策!?)
もう一度、学校内を探しに走り出したら、
入口が黄色い
歓声を浴びてる
たらたら
(まさかね、、、、)
ちらっと見たら