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恋する奴等
第10章 うみのあわ 太宰さん2
そこから私は太宰さんに近寄らないようにした
時には、敦さんの隣にいたり
ある時は、
「なんだい珍しいね~妾の隣にいるなんてね~」
与謝野先生のお手伝いをしたり、
だけど太宰さんも私に近寄る事はなかった
むしろ
ぎりぎり
「働け~~~~太宰~~~~!!!!」
ぐぎぎ
「ぎぶぎぶ!!!」
国木田さんに叱られていた。
だけど、最近自分でも気づいた
アルバイトの休みに街を歩いていた時に
綺麗な女性を同伴して楽しそうに歩いてる太宰さんを見て
初めて
何かが、痛くなった
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