第85章 まじっく ゴーゴリくん
ぽぽん♪
「きみぐらいだよ··こんなに僕の道化師をきらきらした目で見てくれるなんてさ!···君のことを誤解していた」
うん
誤解していた
「ねぇ···天音」
「はい?」
「僕の名前を呼んで」
「ゴーゴリさん」
「うん··ゴーゴリ」
「ゴーゴリさん」
「うん···天音」
「はい」
ぎゅ
「···優しく、ニコライって」
「····はい、ニコライ」
「うん···呼ばれた」
(どうしたんだろ)
ぱっ♪
「あー!安心したな!天音さ、たまにでいいからふたりきりになっちゃだめ?」
「問題ありませんよ!ゴーゴリさんが疲れて癒しを欲しいなら私に言ってください!」
「あー···うん、うん··そうするね!(違う)」
ほんとは
君が◆◆◆