第85章 まじっく ゴーゴリくん
何となく出したマジックが蕾に輝きを見せたのか
「ゴーゴリさんって凄いですね」
「なにかあったんですか?」
「私と会う時は挨拶代わりがマジックなんですよ。今日もマジックで花の髪飾りまで出してくれたんですよ」
「···ゴーゴリくんばかりずるいです」
「フェージャ?」
「まだ私達は挨拶とお互いの名前すら簡単に呼べないのに···」
「フェージャ··はいつもパソコンに向かって真剣ですから」
パタン
「なら今からお互いの名前を呼び合いましょう。おいで」
「まだ、室内掃除終わってません···!?」
ぐいっ
がしっ··
「近い··です··!」
「···天音」
「うっ(イケボ)」
「天音」
「や、やめてください///(ひゃー!)」
「君が、ニコライの名前を言うだけで··僕は」
「フェー··ジャ?」